いま話題の大相撲力士といえば、モンゴル出身の照ノ富士(てるのふじ)関です。
度重なる怪我や病気を患い、一時は番付が序二段にまで陥落しましたが、そこから奇跡的な復活を遂げました。
その怪我の象徴ともいえる膝(ひざ)や肘(ひじ)は、今でも大掛かりなサポーターで覆われています。
この膝サポーターの両端には、丸い突起物(?)ようなモノが見られますが、一体何でしょうか?
見れば見るほど、「あのサポーターの中には何が入ってる?」と疑問に思います。
さらに、照ノ富士関の怪我と病気は完治したのでしょうか?また再発する恐れがあるのでしょうか?このような心配事まで湧いてきます。
そこで本記事では、照ノ富士関の膝サポーターの中身、怪我や病気などについて、詳しく紹介していきます。
目次
【照ノ富士】膝(ひざ)サポーターの中には何が入ってる?
照ノ富士関の膝(膝)サポーターの中には、『特注装具』が取り付けられているそうです。
照ノ富士関は怪我をした右膝に虎柄が自慢の特注装具を着けて九州場所に出場する。※もちろん土俵の上ではサポーターで隠れるため虎柄は見えない。#sumo pic.twitter.com/khldSO3Hjm
— スモートフォン (@azechiazechi) November 6, 2015
稽古のときには、サポーターで覆っていないので、むき出しの状態ですね(↓)
昔の悪役プロレスラーのように、凶器を隠し持っていることには当たらないと思いますが、この特注装具は、ルール違反(?)にはならないのでしょうか。
【カ士(競技者)規定 】第一条:力士は、締込(しめこみ-まわし)以外を身につけてはならない。 負傷者の繃帯[包帯]、サポータ、白足袋等は認められるが、相手に危害を与えると認められるものは、一切禁止される。 指輪、腕輪は勿論、繃帯を止める止め金等の金属類も当然使用禁止である。
引用元:好角家入門
力士の規定では、『まわし以外を身につけてはならない』とあるようです。
金属類の使用は禁止ですが、サポーターなど、相手に危害を与えるものでなければ認められるようですね。
そこで、他の力士についても調べてみました。
実は、照ノ富士関の兄弟弟子にあたる現年寄・安治川の安美錦(あみにしき)さんも、現役時代には、膝に特注装具をつけていました。
それまでは、「ブレース」と呼ばれるカーボン製の装具を右膝に付け、その上からサポーターで覆っていた。よりフィット感を増すため、まずサポーターを付けてからブレース、その上をサポーターで覆うかたちに変えた。日本相撲協会に問い合わせながら、使える素材などを確認し、すべてを採寸して作り直した。
引用元:日刊スポーツ
日本相撲協会に使える素材を確認しながら、作り直しまでしていたんですね。
さらにこの特注装具は、『日本シグマックス株式会社』から無償で支援を受けていたそうです。
もしかしたら、照ノ富士関と安美錦さんが同部屋で兄弟弟子の間柄だったことと、特注装具をつけていたことは、無関係ではないかもしれませんね。
現役力士では、宇良(うら)関も大怪我から奇跡的な復活を遂げています。
ちなみに、照ノ富士関が両膝と両肘につけているサポーターは、特殊な素材みたいです。
この度の優勝、心よりお祝い申し上げます!㊗️@ganerdene91
照ノ富士関には、昨年の9月から両膝と両肘にゲニュTrainとエピTrainをご着用いただいております!🦵💪
怪我や痛みを抱えながらも素晴らしい結果を残し、とても大きな感動と勇気をいただきました!
これからも応援しております! https://t.co/BOxvH9oGVr
— Bauerfeind(バウアーファインド) (@bauerfeind_ps) March 29, 2021
【照ノ富士】怪我と病気の再発も心配
照ノ富士関が負った怪我や病気の経緯を知ると、再発も心配されます。
2015年7月に大関に上がり、翌場所に右膝をケガして、2回手術しました。手術の後でも、2回、準優勝相当の成績を残していましたし、膝のケガをしてからも大関を維持できていたから、ケガだけが原因じゃないんです。
膝のケガとはうまく付き合っていたつもりですが、そこで糖尿病に罹ったり、C型肝炎にもなってしまった。あと腎臓結石も。
どうしても力が出ないんですよ。
引用元:Number Web
ちなみに膝(ひざ)は、最終的に3回も手術したそうです。一時は四股を踏むどころか、洋式トイレにも座れないほどの激痛だったそうです。
結果的に、番付は大関から序二段にまで急降下しました。
序二段の頃、照ノ富士関の体は脂肪だらけで、歩くのも辛いほどだったそうです。
たしかに、お腹周りがたるんでいるように見えますね(↓)
一時は、相撲を辞めることも考えたそうです。
相撲を辞めると、師匠の伊勢ケ浜親方に引退を申し出たのは、1度や2度ではない。相撲を辞めた後の人生を考え、故郷モンゴルで仕事を探したこともある。
引用元:FRIDAY DIGITAL
しかし、ここから奇跡の復活劇が始まるんですね。
「親方は照ノ富士を励まし続けます。『辞めるにしろ辞めないにしろ、まずケガと病気を治せ』と。照ノ富士もよく腐らずに我慢したと思いますよ。関取復帰へ向けトレーニングを続け、酒や脂っこい食べ物をなるべく避けるなど摂生しました。部屋もサポートします。通常は序二段につきませんが、特例として大関時代の付け人が雑用を請け負ってくれたんです」
引用元:FRIDAY DIGITAL
師匠の伊勢ヶ濱親方をはじめ、周りのサポートが大きかったんですね。
そして、師匠の伊勢ヶ濱親方から直に優勝旗を受け取ることになります。
感動的な場面です(↓)
【照ノ富士】Wikiプロフィール|結婚や日本国籍の取得で親方に
PROFILE
本名:ガントルガ・ガンエルデネ
所属部屋:伊勢ヶ濱
しこ名履歴:若三勝→照ノ富士
生年月日:平成3年11月29日(30歳)(※2022年1月現在)
出身地:モンゴル・ウランバートル
身長:192cm
体重:177kg
得意技:右四つ・寄り
趣味:カラオケ
照ノ富士関の自身2度目となる大関昇進の伝達式では、両膝の怪我の影響で正座ができず、膝立ちの状態で両手をついていたそうです。
次に、横綱昇進となれば、同じような場面が再現されるのでしょうか。
そして、大関昇進前から交際していたモンゴル出身のツェグメド・ドルジハンドさん(26)と、2018年2月15日に結婚していたことも明らかになりました。
2021年2月11日には、江東区の富岡八幡宮で結婚式を行っています。
さらに照ノ富士関は、将来的に親方として相撲協会に残る意向とのこと。
関係者によると現在はモンゴル国籍離脱のため、許可を取る申請をモンゴル側にしている段階という。関係者によると日本名の候補として、師匠の伊勢ケ浜親方の名字である「杉野森」が最有力に挙がっているという。決定すれば、大関復帰へ導いてくれた師匠への思いを表す形となる。
引用元:日刊スポーツ
まずは、モンゴル国籍を離脱して、日本国籍を取得ですね。
そして名字は、師匠の伊勢ケ浜親方と同じ『杉野森』となれば、最高のご恩返しとなるでしょう。
ですから、怪我や病気の再発だけは、避けられるように願っています。
まとめ
照ノ富士関の膝サポーターの中身は、『特注装具』でした。
また糖尿病の他、C型肝炎や腎臓結石まで患っていながら、このような復活を果たしていたとは、、^^;
やはり並の精神力ではありませんね。
おそらく、ツェグメド・ドルジハンドさんとの結婚が大きな支えになっていたことでしょう。
そして将来は、親方として日本相撲協会に残ることも踏まえて、日本国籍の取得を進めているとのこと。
当面の目標は、番付の最高位『横綱』昇進に照準を絞って、今は、怪我や病気の再発がないことを祈っています。
照ノ富士の装着している「プロテクター」について、何の疑問もお持ちでないのでしょうか。
「力士規定」は基本的に「まわし」以外のものを身についてはいけないとしていますね。
照ノ富士は明らかに、禁止されているものを身につけています。
非常に硬質なものであると推定されるプロテクターを着けていて、その上にサポーターがあるという形です。そして、それらを全体として「サポーター」と称し、問題ないと判断しているらしいのが相撲協会です。
では、スパイクシューズを履いた上に、「白足袋」をつければ、全体としてすべてが「白足袋」になり、その装着が問題ないことになるのでしょうか。
身体と身体がぶつかり合う「格闘技」に、あんなものを装着して出場することの危険性が協会には分からないのか。相手力士の上にのしかかることは、当たり前におきていることですが、あのプロテクターに乗られたらどうなるか。また、土俵下に落ちて、審判や観客をあの装具が直撃することなどは、全然とっぴな想像ではありません。
死亡事故を含む重大事故につながりかねず、また明らかな規定違反である、あの器具の装着は中止させなければいけません。
そうはお考えになりませんか?、
私もサポーターは良いとしても金具は外すべきと思う